思うこと
エストラーダ恵美・著 『私の母は知的障害者』 簡単に概要を説明すると… 題名の通り、著者の母親には中等度の知的障害がある。 56歳で診断を受けるまで何の福祉的支援も受けず、普通(とはいいがたいが)に結婚・出産を経験し、夫と離婚後は目の見えない祖母…
以下は、母親が知的障害という方のブログ、『esnusnのブログ/知的障害者の母親をもつということ』の一節です。 ameblo.jp ブログからエピソードを引用させて頂こう。 ひろ江:29歳陽子 :2歳 ある夏、家族で海水浴に来ている。陽子は砂を集めて山を作ってい…
親が子供よりも未熟で愚かだった場合、子どもに出来なくなることが二つある。 一つ目は、親に甘えること。 二つ目は、親からアドバイスをもらうこと。 「この人はなんて愚かなんだ」と思うような人に甘えることはできないし、そもそも未熟で愚かな親は子供に…
とても嫌な話だが、 世の中には、自分を気にかけ優しく接してくれる人を、なめてしまう人間がいる。 「この人は何をしても大丈夫なんだ、絶対に逃げていかないんだ」そう思ってなめてかかる人間がいるのである。 母はまさにそういう人間だった。 親しき中に…
母は「結婚なんてしたくなかった」「子どもは好きじゃない」と言っていた人だった。多動傾向のある母は、本当は旅行家か船乗りになりたかったそうだ。 しかし1960年代初頭のこと、若い女性が結婚もせずにいることは許されなかった(例外はあるが、かなり厳し…
実の親に受け入れられず、承認されなかった苦しみがどれほどのものか、毒親にはきっと理解できないんだろうと思う。 毒母は幼い私を徹底的に否定し拒否したが、母にその自覚はない。 しかしわざとじゃないからといって、気にせず通り過ぎることはできない。…
この話、前にもしたかもしれないけど…繰り返しになるが、まぁいいか。 私は随分前から母親の発達障害を疑っているが、彼女が発達障害であろうと人格障害であろうと、それ以上に問題なのは「知能」だと思うのだ。 知能が高い人は自分の問題点や困っている点を…
随分前だが、メンクリの先生とこんな会話をした。 「出来ない事を出来るようになりたい、明日は今日よりも『良い自分』になりたいと思わないんでしょうか? そのための対策や努力をしようと思わないんでしょうか?」 私が母に対して長年抱いてきた疑問をぶつ…
ツイッターでこんなのがあった。 『中学生の時クラスに変った奴がいて、癇癪起こすわ暴れるわ、女子に痴漢まがいのことするわで迷惑してた。ある日体育の授業でサッカーをした時、サッカー部の奴がそいつの腹を蹴って内臓破裂の大けがをした。サッカー部の奴…
毒親が亡くなって2か月が経った。 前回「心底ほっとした」と言う話をしたが、その後の厄介について書こうと思う。 それは何かといううと、 「良いお母さんだったね」とか「寂しくなるね」などという、母の知り合いからの私に対する「慰めの言葉」である。 …
話題エントリーにこんな記事があった。 anond.hatelabo.jp 20代の時に【子供なし+共働き」の生活を選択した夫婦。 その選択に対して60代になった夫が感想を書いている。 彼の結論としては「子どもを持った方が良かった」と言うものだ。 理由としては、時間…
毒親本人が亡くなった場合、「毒親ブログ」をどうするか迷う… 我毒親は当ブログの存在を知らなかったのだから結果的には同じなんだが、一方的に言いたいことを言うのはなんだか嫌な気もするんだな… でもまぁ、毒親や発達障害についていろいろ言いたいことも…
親が毒親で何が辛いか。 酷い仕打ちを受けて辛い、 それが一番大きいが、それだけではない。 今のように「脳の問題」がクローズアップされる前は、すべては「育て方のせい」とされていた。だから平気で「こうすればこうなる論」が、子育てや家庭問題にも採用…
先月に亡くなられた件のライダー、 まだ心が離れられず、たまにツイートを覗いてしまう… そして今日、ものすごいリプを見た。 ご遺族に向けてのものなんだが、 これが障害の現実なんだなと、辛く悲しい思いでいっぱいになった。 このリプを送った人が本当に…
先日子ども(21歳♂️)と「人を信用しているか?」という話をした。 どういう流れでそんな話になったかは忘れたけど、何故だかその問いに行きついた。 私は「基本的に、人間というものを信用していない」と言った。 「人は自分の利益の為なら人を裏切る、切捨…
いつも母親のことをあれこれと書いているが、 正直言うと、 私もその遺伝子を引き継いでいると思うことが多々ある。 遺伝というのは非情だ… あんた、実はこんなだよ? とすぐそばで見せつけられるんだから、悪魔の所業としか思えない。 「親を尊敬できる」っ…
先日自死されたバイカー・Kさんのことが、何日たっても頭から離れない。 会ったこともないのに、なんでかなぁ… ここで僕の旅は終わり もう苦しみたく無いし悩みたくも無い Kさんの最後のツイート、 なんて悲しい言葉なんだろう… 毎日、ツイートを遡って見て…
天才は稀な存在 自然の仕業 「多数派」は強い 誰が多数派になるか 天才は稀な存在 発達障害と天才とを関連付ける話をよく聞く。 しかし思うに、それは非常に稀な例であって、「発達障害」と「高IQ」と「運」と「時代の要請」が偶然にも重なった時にしか現れ…
子どもが働くようになったら、結婚したらでもいいよ、とにかく子供が一人で生きていけるようになったら家族を解散するってどうなんだろうか。 鮭の親のように、 子どもを育てたら(鮭は「産んだら」だけど)親はこの世から引退する。 でもそんなに簡単に三途…
ツイッターやブログなど、 他の人が書く「毒親」を読んでいると、みんなどことなく似ている。 まず何と言ってもこれ、 「身勝手で自己中心的」 毒親と言えばこれだよね。 すべての害悪はここから始まっていると言っていい。 そして次に多いのがこれ、 「愛情…
うちの毒母は話の通じない人だ。 そして通じたことでも、すぐに忘れてしまう。 単なる「出来事」の話は通じる。 「新しいお店ができた」とか、「○○さんが結婚した」とか、そういう単なる事実は通じるんだ。忘れてしまうことも多いけど。 でも「私はこう思っ…
弱者とは 頑張れない人々 「努力」と「我慢」 愛情問題にされてきた 毒親も弱者 弱者とは 「助けられたいなら助けたくなるような振る舞いをしろ」というのは一般的な人間の心情だが、それができる要領の良さがあるならそもそも「弱者」にならないわけで、弱…
これまでにも何度も書いているが、 親が毒親で、その原因が脳機能障害にあった時、子どもは積もり積もった怒りや苦しさをどこに持っていったらいいのだろうか。 うちの毒親は診断を受けたわけではない。 だから「脳の機能障害」かどうかはわからない。 はっ…
うちの毒母は見た目がとても幼い。 「若々しい」とはちょっと違う。 大人としての落ち着きとか、年相応な「年輪」みたいなものがほとんどない。 子供がそのまま老けた感じとでも言うのか、なんだか奇妙な「幼さ」がある人だ。 人の成長が最も現れるのは「目…
先日、気になるブログに出会った。 軽度知的障害+発達障害(どちらも未診断)と思われる母親を持つ女性のブログである。esnusのブログ/ 知的障害者の母親をもつということ (ameblo.jp) 読んでいくうちに、なんと母親に似ていることかと驚くことがたくさんあ…
嫌なことを言うようだけど、 親が頭悪いって、子供にとってはものすごいストレスなんだ。 子供が小学校の高学年くらいになると、だんだん論理的な話を求めるようになるよね。感情に任せた話では物足りなくなってくるんだよ。 ところが頭の悪い親の方は、いつ…
これまでも何度も書いているが、 うちの毒母は大人としての行動がとれない人だ。 常識がない。 世の中の習慣的なことができない。 そういう人だ。 幸せに生きるためには「自己肯定感を持て」と言われる。 ありのままの自分を認め、尊重し、受け入れるという…
毒親育ちは大人を信用してない 町中に相談室を 毒親育ちは大人を信用してない 親がおかしな人だと、子どもは孤立無援のまま、ひたすら耐えることになる。 おかしな親は見た目は普通なので、何かの支援が入ることはないからだ。 自分から相談に出向く親ならま…
気になるツイート 店主の夢 「人助け」か「生産性」か ベーシックインカムの可能性 夢の終点 気になるツイート ツイッターをつらつら眺めていると、気になるツイートがあった。 生産性のない人間は生きる価値がないのでしょうか。逆に生産性のある人間は偉い…
「本当の私は…」というセリフがある。 後に続くのは悪い事の場合もあるし、良い事の場合もある。 でも「本当の私」を一番わかっていないのは、その人自身だと思っている。 「実在する本当の私」とは「他人の目に映っている私」のことだ。 「これこそが私であ…