先日、気になるブログに出会った。
軽度知的障害+発達障害(どちらも未診断)と思われる母親を持つ女性のブログである。esnusのブログ/ 知的障害者の母親をもつということ (ameblo.jp)
読んでいくうちに、なんと母親に似ていることかと驚くことがたくさんあった。
その不可解な行動が知的障害からくるものなのか、それとも発達障害の症状なのかはわからないが、本当にそっくりなのである。
esnusさんも少しだけ触れておられるが、こういった脳機能に障害をもった人が子どもを持つことについて、私個人の意見を書いてみたいと思う。
*これは以前にも書いたような気がするが、ここは私の毒出しの場と思っているので、繰り返しになることをお許し願いたい。
結婚は当人同士が良いと思えばそれでよいのだと思う。各々、自由にしたら良い。
しかし子供は違う。
子どもには、きちんと育ててもらう権利がある。
子育てをするにあたっての最低限必要な器量に明らかな不足がある場合は、子どもを育てることはやめた方が良いと思っている。
これは私個人の勝手な意見であるが、おかしな親に育てられた子供として、これだけは言っても良いのではないかと思っている
ネット上では「子どもへの遺伝」を気にする意見が多いように思う。
しかし遺伝するしないの前に、親の方が「子育てそのもの」に耐えられないのではないかと思うのだ。
親には忍耐と想像力、一貫性や常識など、成熟した大人の能力が求められる。
文字にすると何だかものすごいもののように感じるが、要するに「普通の大人」であればいいのだ。
ところが脳機能に障害がある場合、親に求められる能力のほとんどが、もともと備わっていないとされる能力とリンクしているように感じる。
ここまで言っておきながらだが、実は私にもうっすらと発達障害の特性がある。
直言って、子育てはかなりキツかった。自分を抑え、我慢と自己嫌悪の連続だった。
もしその当時、障害のことを知っていたなら、私は子どもを産まなかったと思う。至らない母だったこと、我が子には心から申し訳ないと思っている。
もし子供を持とうと思うのなら、しっかりしたサポート体制を準備しておいた方が良い。
親は働けるのなら働いた方が良い。お金を稼いで、家事や子育てはできるだけ外注しよう。
保育園には早い時期から入れたほうが良い。
ただし自分が苦手なこと(特に親同士の交流など)は園に伝えておいた方が良い。
保健師やファミサポと連携するなどして助けてもらおう。
学童保育や習い事でもよいので、なるべく子どもと接触する時間を少なくした方が安全だ。
とにかく子供と離れる時間を確保して、ストレス軽減に努める。
冷たい親のように思うかもしれないが、これが一番の解決方法だと思う。
非常にネガティブな意見になってしまうが、障害があるかもしれない親の元に生まれた子どもとして、また我が子を持ってしまった親としての一意見である。