毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

あれも『ネグレクト』の一種だったのかも…

『ネグレクト』と聞くと、親が子供の衣食住を確保しないことだけを言うのかと思っていたが、「衣食住の確保”しか”しない」のもネグレクトに当たるらしい。 そう聞いて思い出した。私の母は、家事と事務処理しかしない人だったなって。 それでいいじゃないか…

過緊張がなくなって、自分が「自分のまま」でいられる幸せを感じる

病気としての過緊張とは少し違うのかもしれないが、母が生きていた頃はいつも何かしら緊張して暮らしていた。 母と距離を取ってからも、ラインや電話に”何となく”ビクビクしていた。しょっちゅう連絡してくるわけではなかったが、連絡してくるかもしれないと…

毒親解説は全て”後付け”な気がする

いろんなサイトに「毒親の特徴」やその理由についてのを解説が載っている。それを読んでいつも思う、「これって後付けなんじゃないの?」って。 子どもを支配したい 条件付きの愛情 過干渉 毒親の不可解で迷惑な行動を何とか解説しようとするとそうなるんだ…

あれはパワハラだったんだと30年以上経って気付いた話 その2

つづき(その①はこちら) 私は繰り返されるパワハラ行為からすっかり委縮してしまい、ミスを連発するようになっていた。そして最後には始末書を書くまでの大きなミスをしてしまったのである。 そのことから『私は仕事ができない』と思い込んでしまったのだ。…

あれはパワハラだったんだと30年以上経って気付いた話・その1

<長いので2回に続きます> つい最近になって、「あれってパワハラだったんじゃないの? それが原因で今でも苦しいんじゃないの?」と気が付いた。今回はその話をしようと思う。 30年以上前、大学を卒業して営業職として入社した。 2年先輩の男性社員が私の…

しんどくて辛いので愚痴をつぶやく

年の瀬に暗い話で申し訳ない。 でもあまりに苦しいので吐き出すことにする。 人に会う度に、なんでこんなにしんどくなるんだろう? 上手く話せただろうか? 上手く対応できただろうかと反芻してしまう。もっとああ言えばよかった、こうすればよかった、なん…

『キャンプ場のカレー』になれなかった実家

早稲田メンタルクリニックの益田先生がおっしゃっている『キャンプ場のカレー』。 誰がどんなふうに作っても、それなりに美味しく出来上がるのがキャンプ場で作って食べるカレーだ。子育てもそれと同じだと言う。 素人の母さん父さんが何となく育てても、子…

病んでいる私の未診断病歴

家庭環境が原因なのか、そういう脳を持って生まれてしまったのか分からないが、私はいつも軽く精神を病んで生きている。 小学生の頃からおかしいことが始まって、未診断ではあるが、醜形恐怖症、広場恐怖症、対人恐怖症、加害恐怖などの脅迫性障害の親戚みた…

母の「人の気持ちが分からない」エピソードを並べてみる(既出あり)

何かの障害のせいかもしれないが、母は本当に他人の気持ちが分からない人だった。 人の気持ちも分からない上に空気を読むこともできないので、時にはとんでもない惨事が起きたりする。 火の手が広がらないうちにと思って周りの者が止めようとすると、「バカ…

母はやっぱりそうだった…と思ったこと

やはり母には「知的な問題」があったのだろうと思う。 ここ最近、親戚や実家のご近所さんと話をする機会が何度かあった。彼らとじっくりと話をする中で思ったのがそれだった。 母はご近所の友人達や親戚から聞いた話しを伝える時、こちらがちょっと詳しく訊…

毒母について初めて叔母(母方)と話をして、母を「おかしい」と思っていたのが自分一人ではなかったと知った

先日、母方の叔母に会った。母が亡くなって、初めて二人で話をした。 私は子どもの頃から叔母が好きだったが、母に気を遣って叔母と二人で会ったことも、話したこともなかった。母が亡くなったことで重しがなくなったというか、親戚とも、自分が会いたければ…

親子心中を「キモイ」という益田さんは正しい。正しいんだが、その母親の「キモさ」は私に中にもある

少し前だが、はてな匿名ダイアリーにこんなのがあった。 母親にとって子殺しってキモくないんだな:追記 (hatelabo.jp) 育児に悩んだ母親が3人の娘を殺害し、自分は自殺に失敗するという事件だ。 手にかける前にパンケーキ食べさせる…「最後に子ども喜ばせた…

母の変なところの一つは、感情と言葉と口調が一致しないこと

この話題も何度も書いたが、 母は言葉の使い方や、言葉を話すときの感情表現が変だった。 感情と言葉と口調が一致しない時がしばしばあって、褒めようとしているのに口調が「嫌な感じ」だったり、質問しようとしているのに、言葉使いや口調が怒っていたり。 …

バイト先に「思っていることを全部口から出さないと気が済まない人」がいることについての愚痴

表題通りの人がバイト先にいる。 良いことも悪いことも全部言葉にする。何がそんなにおかしいのか、ちょっとしたことでも大笑いするし、人の会話には必ず入ってくる。 人の悪口を聞かされるのも嫌だが、仕事中も始終しゃべっているのでうるさくて仕方がない…

母の嫌なとこは、デリカシーがないこと、すぐにキレること その②

母はすぐキレる人だった。 自分が「イラ!」としたら即キレる。 道が渋滞しているとか、相手が自分が望むような対応をしなかったとか、寒い、暑い、肌がかゆい、着ている服が窮屈などなど…、そんなつまらんことが原因でキレる。 普通の人でも、体調が悪い時…

母の嫌なとこはデリカシーがないこと、すぐにキレること

この話はもう何度もしたかもしれない、きっとしてる。 同じことを繰り返し、しかも亡くなった人の悪口とも言える内容を書くのもどうかと思うが、私のこんがらがった頭をすっきりさせるためには必要な作業なんだと開き直ろう。 母のイヤだったところ、それは…

邦画『MOTHER』 能力の限界が起こす悲劇を想う

注意:映画のネタばれあります 2020年公開の邦画『MOTHER』 主演の長澤まさみが、自堕落で身勝手な女を演じきっていてすごかった。息子・周平の淡々とした感じも哀れを誘う。 これが実話だという事にショックを受けたが、同時に、これに近い家庭は世の中に無…

宿命について考える その人がそうであるのは…

中高生の頃、よく「宿命」について考えた。 宿命とは、 『自分の意思に関係なくやってくる、避けて通れない、生まれる前から決まっていること』 だそうだ。 母と親子であること、そしてあの両親がいつもいがみ合っているのは、私の「宿命」なんだろうと思っ…

母親が男の実子への虐待行為を黙認することについて思うこと(後ろ向き・自虐的な話です)

news.yahoo.co.jp 痛ましい事件だ。 心が痛くて辛い。 いじめを繰り返す人間の脳では、 人を虐めると「快楽」を感じる部位が活発化すると言う。 この男が「楽しい時間が始まるよ」と言ったのも、 実際、虐待行為が楽しくて仕方がなかったのではないかと想像…

『「鬼畜」の家』を読んで、<視点の硬直>が招く危うさを思った

*幼児虐待の内容が出てきます 『「鬼畜」の家』(石井光太著・新潮文庫)という本を読んだ。 子どもの虐待死を題材にしたノンフィクションだが、どれもひどくメンタルが下がる内容だった。 その中で思ったのが表題にもあるように、親の「視点の硬直」は非常…

産後鬱だったんじゃないか?っていう思い出話

20数年前、夏の暑い日に出産をした。 そして産後鬱のようになった。 当時は「カンガルーケア」と言うのが流行っていて、 大雑把に言うと、 生まれたての子どもをお母さんが胸の上に抱いて、 肌と肌の触れ合いをする、というものだった。 それをすると、いわ…

『毒親』と『核家族』の問題

わが実家の毒親問題を解決するには、 家の中にたったひとり、 良識のある、 落ち着いた対応の出来る「大人の人」が必要だった。 父親がいるじゃないか?と思うかもしれないが、 父親というものは、 最初は配偶者の「おかしさ」を制止していても、 そのうち段…

毒親のタイプ、どれもしっくりこないのは、 母には何の目的も意思もなかったから

毒親のタイプ、 サイトによって表し方は色々だが、 大別するとこんな感じだろうか。 過干渉型 支配型 ネグレクト・無関心型 暴力・虐待型 うちの毒母は「暴力型」になるんだろうか。 「無関心」も入るかもしれない。 でもこの分類に何となく違和感を感じてし…

原因が分からないと進めない、そんな自分の性分が恨めしい

前回にも引用させて頂いたブログ、 『ずっと健常者だと思っていたら実は知的障害者だった人が綴るブログ』 読めば読むほど、 やはり母には、知的な問題があったのではないか? という疑惑が濃くなっていく。 それにしても、 私はなぜこんなにも、母の問題に…

知的障害について、あるブログに出会って思うこと

こんなブログに出会った。 (断りもなく勝手に引用することをお許しください) ameblo.jp 境界知能と発達障害をもつ「のん」さん。 自身の身の上に起こったこと、 障害に対する思いや考えを綴った、興味深い内容だ。 このページを読んで、 何とも言えない複…

つまらん話ですが、「おぉ~そうだったんかい!」と思った「はてな」の不具合の対処法です

ここ最近、 頂いたコメントにスターが付けられなくて困っていました。 何度クリックしてもダメ。 え~なんで? その謎が解けました。 こちらです↓ momijiteruyama.com どこのどなたか存じませんが、 『もみじてるやま』さま、ありがとう!!!!! 原因は、 …

『子供なんて何も思ってない、何も考えてない』が、母の”子ども観”のすべてだった

『子供なんて何も思ってない、何も考えてない』 これが、母が子ども(我が子だけではなく)に対して持っていた感覚だった。 じゃあ、母自身はどうだったのだろう? 母が子供の頃、何も思わず、何も考えてなかったんだろうか? 私の憶測だが、 「そうだったの…

親を「知能が低い人」という理由だけで嫌うのは間違っているんだろうか?

常々思うのは表題のこと。 親を「知能が低い」という理由だけで嫌うのは間違っているんだろうか? 母の嫌な行動や言動の根底には、発達障害の傾向と「知能が低いこと」が原因になっていたような気がする(どちらも未診断なので私の憶測にすぎないが)。 同じ…

姫野カオルコ著『謎の毒親』を読んで・ 「我が子」=「小さい体の人間」=「丁稚」という解釈に共感したことについて

姫野カオルコ氏の実体験をもとにした「謎の毒親」。 姫野さん=「ヒカルさん」が相談文を送り、それに対して回答者が返信するという形式の小説だ。 小説の中に現れるヒカルさん(姫野氏)のご両親は、本当に「謎」だった。 なぜそんなイヤなことを娘に言うの…

他人の夢の話ほど面白くないものはないと言うが、子どもの頃の悪夢のことを、ちょっとだけ語ってみる

幼いころから高校生まで、不気味で不吉な夢をよく見た。 小学校低学年の頃、 モスグリーンの背景と静寂の中、 私が海に落ちてゆっくりと沈んでいく夢を繰り返し見た。 落ちてゆくとき、エレベーターで下る時の、あの嫌な感覚があった。 海底まで沈むと、ピー…