今朝Yahoo新聞を見ていると、
『歯を生やす薬の治験が9月から始まる!』という記事があった。
これはすごい朗報。
薬の第一の目的は生まれつき歯の本数が足りない子供への治療なんだが、そのおこぼれで歯を欠損した大人にも使えるのではないかと期待してしまう。
何を隠そう、私の歯はボロボロだ。
恥ずかしくて歯医者に行くのも躊躇してしまうレベル。
私の歯がボロボロなのは幼稚園の頃から。
いつも「今治水(だったかな?)」という歯痛を抑える市販薬を持ち歩いていた。その薬の苦い味は、今でも思い出すことができる。
母は自分の歯がボロボロにも関わらず、私の歯についても熱心ではなかった。
確かに、昔の歯医者受診は大変だった。
50数年前の歯科医院の多くは「受付順」で予約などというシステムはなかった。歯医者は一日がかりで、いつ順番が回ってくるかもわからないまま混雑する待合室で延々と待つというシステム。
しかし、子どもの歯がそこまでボロボロになるのは「食べ癖」が付いていることと、歯磨きの習慣がついていないことであって、歯医者に行く行かない以前の問題だと思う。
母は、夜寝る前でも平気でジュースや甘いものを食べさせていたし、子どもが食べたいと言ったら、それを静止することもなかった。
母は子供に「躾」ができない人だったので、「歯を磨きなさい」とか「時間を決めて食べなさい」などと注意することも一切なかった。
逆に、おやつの時間を決めている家をバカにしていたし、母に歯磨きをしてもらった記憶もない。実際「したことない」と言っていた。
母は「乳歯は抜けるんだから手入れする必要ない」と思い込んでいて、悪い食習慣と歯の手入れ不足で、私の歯はボロボロになるままにされていた。
子どもの歯に無関心なのはその後も変らず、永久歯になっても母の無対応は同じだった。
小学生の頃「私の歯は、なんで歯と歯の間から虫歯になるんやろ?」と疑問を投げかけたが、母はそのことについて何か助言をすることも、何か調べて教えてくれることもなかった。
私は朝晩、普通に歯を磨いていたが、それでも次々と虫歯になった。
中学生で神経を抜いた歯が複数あるって尋常ではない。
大学生の頃に「歯間ブラシ」というものの存在を知り使い始めた頃には、時すでに遅し。
神経を抜いた歯はもたない。30代から歯を失うことが続き、40代で部分入れ歯、50代でかなり本格的な部分入れ歯になり、たぶん60代の前半で総入れ歯になるだろう。
私が大人になって「歯が悪いのは恥ずかしい」と嘆いていると、「歯が悪くて4ぬことはないからな」と言った母。「人間どこか悪いとこがあるもんだ、それが歯でよかったじゃないか」と。
そういう問題?
歯は手入れ次第でどうにでもなるものだよ、
だから「恥ずかしい」って言ってるんだよ。
子どもの歯が悪いって「ネグレクト」だと思われるんだけど知らないの?
それとも時代的に、子供の歯が悪いのは仕方のない事だったの?
成人した我が子は虫歯ゼロ。
それが私の誇りだ。