毒親のタイプ
毒親にもいろいろタイプがあるようですが、大きくは4つに分かれます。
過干渉型
支配型
無関心型
虐待型
それぞれのタイプについてはこちらをどうぞ↓
自覚がない
私の母は「虐待型」と「無関心型」を足したような人です。
すべてが当てはまるわけではありませんが、子供よりも自分が大事で常に自己中心的、子供を褒めることはしない人でした。
その代わり、できないことは何度も言われます。
もちろん「こうしたらいいよ」という改善方法を教えることは皆無。ただ思いついたままに「お前はできない!」と嫌味っぽく言われるだけです。
親から批判される続けることは、幼い子供にとっては害にしかなりません。
同じくらい辛かったのは、父に対する暴言です。
夫婦喧嘩だけではなく、日常的に聞かされる暴言は子供のメンタルを破壊します。
しかし、本人に「暴言や嫌味を言っている」という自覚はありません。
もっとも、そのことが分かったのは私が大人になってからですが。子供の頃はわざと言っているものだと思っていました。だからこそ「自分が悪いからだ」と思い詰めるようになったのだと思います。
人の気持ちも自分の気持ちもわからない
母は感情のコントロールが苦手な人です。また、人の気持ちがわからないだけでなく、自分の気持ちもよくわかっていない様子です。
人がなぜ怒っているのか、その理由が理解できないので「なんだかわからないけど怒られた、嫌だ!」となってしまいます。
たとえ相手が「そういうことは言わないでほしい」とお願いしたとしても同じです。
母は自分の発言を「嫌なこと」と思っていないので、「なぜ嫌なことを言ったと言われないといけないのか!」とイラついてしまうのです。
でも、このイライラした気持ちは何が原因だろう?と筋道を立てて考えることができないので、自分の気持ちを確認することは困難です。結果、「嫌な気分になった」としか記憶に残りません。
自分の気持ちを言葉で表現することができないので、その分、癇癪として現れるのではないかと思っています。
発達障害では?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)を調べてみると、母とそっくりな症状を多々発見します。
自己中心的で協調性に欠ける
対人関係が未熟なため子供のような振る舞いをする
社会の常識や規範に合わせられない
人の気持ちを考える余裕がないくわがまま
衝動的な行動・発言があり怒りっぽい
じっとしていられない
境界性パーソナリティー障害っぽい
そのほかにもいろいろ。
ADHDの原因などについては、まだはっきりしていないことも多いそうですが、わかっているこのは脳の発達が未熟であるという事。
中枢神経系や小脳の発達が遅れていたり(その部分が小さい、という研究結果もあるようです)、前頭葉・前頭前野の活性低下がみられるそうです。
前頭前野は感情・行動のコントロールに関係する部分なので、さもありなんです。
子供の頃の脳の発達は、定型発達児に比べて3年~5年遅れているそうです。大人になるまでに追いつくのですが、それでも子供っぽい要素は残るんだとか。
現在では世の中の周知も進み、療育などの対策も整備されつつあるのですが、昔は発達障害などという概念もなく、「扱いにくい子」としてほっておかれたのだと思います。その結果、症状が悪化の一途をたどり、現在に至っているのではないかと思います。
母が発達障害を持っているとしたらの話ですが、その可能性は高いのではないかと疑っています。