毒親の要素あり
私にも毒親の要素があると自覚しています。
言動・行動に衝動性があり、なぜあんなことを…と、後になって後悔することもしばしばあります。
毒親のタイプとしては「過干渉」になるでしょうか。
母親にしてもらえなかったことを息子にはしてやりたいと思うあまり、やりすぎてしまうことが多々あります。心配のあまり足元の石を取り除いて歩いてしまうと言いますか。
最低、息子のプライバシーだけは守らないとと思い、中学生以降は部屋の掃除もしないようにしていました。衝動的に侵害行為をしてしまっては後悔どころでは済みませんから。
あの母にだけはなるまいと心に固く誓って子育てをしてきましたが、大きなストレスがかかると衝動的な発言を抑えられなくなります。
言った後、後悔の嵐のなかで自己嫌悪に苦しむのですが、どうしても直すことができません。
そのほとんどは本心ではないのに、どうして口にしてしまうのか?
自分の中に得体のしれない「悪」が巣くっているとしか思えません。
子供にはなるべく謝るようにしていますが、その機会を逃してしまうこともあります。
自分の親としての不甲斐なさに、消えてしまいたくなることもあります。
遺伝が怖い
発達障害ではないかと思い心療内科を受診したこともありますが、発達障害というよりも「不安障害」だろうと言われました。
一度きちんと心理テスト(発達障害の判断のため)を受けたいと思いつつ、なかなか受けられずにいます。
こわいなぁ…と。
私に遺伝しているという事は息子にも…と思うと怖いです。息子も突然切れるところがありますから。
私は若い頃から、自分の子供がほしいと思ったことはありませんでした。母親の遺伝が怖かったからです。
母親の子育てに違和感しかなかったので、自分成りの子育てがしたかった。なので子供のは欲しいと思いましたが、養子の方がいいのではないかと。
もし母親にそっくりな子供だったらどうしよう。あんな子供を育てる自信もなかったし、あの人が自分の子供として現れるなんて、想像しただけでもぞっとします。
連鎖を断ち切りたいけれど
連鎖を断ち切るのは、なかなか難しいです。「普通通りに」とはいきません。
最後の手段としては、息子とできるだけ離れていることだと思います。離れていれば、いらぬ発言で息子を傷つけることもありません。
今、息子は大学生で、下宿生活をしています。
寂しいですが、正直なところ、心の負担は少なくなったように感じます。自分で自分を責める題材がなくなったからかもしれません。
たまにフラッシュバックが襲い、以前の失態を思い出して苦しいですが、現実の失敗に自己嫌悪になるよりはましです。
息子はしきりに「結婚はしない」と言いますが、子供は好きなのでほしいそうです。
それを聞いて思うのです。
本当に私の勝手な思いなのですが、もうこの忌まわしい遺伝子を途絶えさせてほしいと。
息子が実子を持ったとして、その子に色濃く出てしまったら…。そんな不謹慎なことを想像しては、また消えてしまいたくなるのです。
どうしてこんな遺伝子が、地球上で生き残っているのでしょうね。
世の中を大きく変えるような人物には、発達障害を持った人が少なくない。よくそう聞きますね。
でもねぇ…そんな才能、ない人の方が圧倒的に多いですよ。
大した才能も能力もなく、ただの変わり者・厄介者として扱われるだけで、なんのいいことがあるのよ、と思います。
そもそも才能もとびぬけた能力もいらないです。普通がいいです。多勢の脳を持って生まれたほうが、断然幸せに生きられる。
心の底からそう思います。