思って見れば、母も可哀そうな人ではある。
あんな無茶苦茶な資質を持って生まれたせいで、身内に嫌われバカにされると言う憂き目に合ったのだから。
本人は「私が会ってやらないだけや! こっちが縁を切ったんや!」と強がっていたが、親戚から距離を置かれていたのは明らかだった。
みんな、母のあの傍若無人な性格に疲れ果てたのだろう。
しかし当の本人は、なぜそうされるのかが分からない。
自分は何も悪くない、そう思っていたし、常にそう言っていた。
(自分の非は、自分では気づかないものだが)
そんな母を気の毒だと思う部分もあるが、やはり「迷惑だった」と思う気持ちがはるかに勝る。
「迷惑」の中には、私にも遺伝的に、あの母の気質が移っているのだろうという恐怖心も入っている。自分を信用できない不安定さもある。
「あの母親の娘だから、たぶん私は普通ではないのだろう」と思ってしまうのも、大きな迷惑なのだ。
以下は以前書いたブログだが、
このいじめを受けた子どものように、ただ障害を持って生まれただけなのに、迷惑だと嫌われたのはかわいそうだと。
もっと早くに適切なケアや訓練がなされていたら、この子の悲劇はなかったんじゃないかというコメントに、深く頷いてしまった。
menhera-life-diary.hatenadiary.com
何度も書いているが、
毒親の問題と脳機能障害には関連性があると思う。
子どもの福祉と障害者教育、そして早期発見が進むことで、将来の毒親問題も解決に向かうことを願っている。
親も不幸、子も不幸な現状は余りに辛過ぎるから…