毒母の友達
自己中心的で付き合いきれない毒母なんだけど、なぜだか複数人、友達がいる。
始終、他人の悪口を言っている母だから、自分の友達に対しても例外ではない。
口汚く罵っていたかと思うと、次の日には「あの人はやっぱり賢い人や」と手のひらを反す、そんなことをもう何十年も繰り返している。
よく付き合っているなと思うけれど、そのお友達も「類は友を呼ぶ」なんだ。
よそ様を悪く言うのは褒められたことではないが、でも似ている。
バカにしあう毒友
そんな母の友達付き合いで、よく聞くのが「馬鹿にした」と言う言葉。
「○○さんが△△さんを馬鹿にした、云々」
言いたいように言い合うので、そうなるんだな。
「親しい中にも礼儀あり」
そんな言葉は、彼らの中には微塵もないんだよね。
そもそも彼らの会話には、まじめに話をする・聞くってことがほとんどない。
バカにする・茶化すのが普通の対応なんだ。
特に人の職業については、とことん好き勝手に言う。
誰かの親類が公務員だと言えば、「税金泥棒やってんのんか、ぎゃはは~」
産婦人科の先生だと聞くと、「男の婦人科医? いやらしいなぁ、ぎゃはは~」
…あまりの下品さに聞くに堪えない。
人の職業を茶化して笑うのが楽しいのか? 友達の親類の話だよ?
しかもこれ、陰口じゃないんだ。本人、その場にいます。
でも彼らは「陰口じゃないからいいんだ」と本気で思っている。陰口言うような意地悪なことはしないんだってさ。
…そういう問題ではなかろう?
自分が見えない人は怖い
でも彼らは、自分が同じことを言われると烈火のごとく怒るんだよね。
「バカにされた!」と言って。
不思議だよね。
正直に言っただけだから、いいんじゃなかったの? 自分はそう言っているじゃないか?
そう思うんだけど、彼らの思考回路はそうなってないんだ。
毒親は「客観視する能力」が欠けているから、他人の発言や行動を自分のそれと照らし合わせる、という作業ができない。
自分が普段、全く同じことを言っている事実には気が付かない。
だからこそ「あの人は常識がない! バカにされた!」と大真面目に憤慨できるんだ。自分に1ミリの疑いもなくね。
嘘みたいな話だけど、本当なんだ。
だから怖いんだ。
相手(毒親)は自分の正当性に疑いがないから、何をどう言っても、話は一方通行にしかならない。
話が通じない、話ができないとは、こういう状況なんだと思うよ。
だからこういう人には、最初から関わらない方がいいんだ。
関わりを避けられるような人ばかりが集まってるんだから、そりゃ酷い女子会になるわな。
その中に自分の親が加わってるのって…もう絶望感しかないわ。