うちの母は「あなたは一体、何を知っているんですか?」と聞きたくなるくらい、何も知らない。
別に、難しいことを知らないって話じゃない。
簡単な物の名前を知らないんだ。
例えば、
母は「ルイヴィトン」を知らない。
別にブランド物に興味がなくても、有名なブランド名なんだから名前くらいは知ってると思うんだけど、母は知らないんだ。
松下、シャープ(昔のしろもの家電)以外の企業名もほとんど知らないし、病気の名称とか有名な学校とか、とにかく「誰でも知ってるもの」をほとんど知らないんだ。
なんでなんだろうね?
長いこと生きてるんだから、きっと一度は耳にしてると思う。
でも覚えてないか、興味のない事は聞いてないのか、なにかそんな所なんだろうか。
母との会話が続かない理由の一つが、この「あまりに何も知らない」ことなんだ。
自分が知らないことには関心がないので、「へぇ~」の一言で終わってしまうから、全く話が膨らまない。
母が唯一知っているのは、好きな「旅行」に関することだけ。
行った場所の地名や名所、そういうことはかろうじて覚えている。
興味の偏りがあるのか、関心のないことは覚えられないのか…
何かわからないけど、
何でもまんべんなく知っているって、コミュニケーションにとっては大事なことだと思う。