はてな話題のエントリーをつらつらと眺めていると、
というのが上がってた。
『話の理解度が高い人。
解釈が深くて、独自の発展ができる人』
これ、わかる。
別に「絵」だけに限ったことじゃなくて、
この世の中のすべての「上達」にはこれが要るんだと思うよ。
理解度の深さや発展力の能力差によって、その人がどこまで到達できるのかが決まるんだろうと思う。
何かの本で、栗田哲也っていう駿台の英才セミナーの講師(数学)やってた先生が書いてた。
授業で解説してると、「あっ(わかった)」って顔をする子がいると。
「腑に落ちる」というのか、よく「自分の言葉で理解する」なんていう風にも言うよね。
これが無い子は言われた通りにしかできないから応用力がつかない。
つまり、本当には理解してないってことなんだな。
本当に理解してないから、独自の発展がないんだ。
子どもが通ってた塾の先生は「素直な子は伸びる」って言ってたな。
これも意味としては同じこと。
「素直」って言うのはただ言う通りにするって意味ではなくて、自分のやり方に拘るばっかりじゃなくて、人のアドバイスを一度はちゃんと聞くっていうこと。
それは引用文の中でも言ってるように、一見「素直」に見えるけどそれは「表向き」の姿で、本当は人のアドバイスを自分が伸びていくための「養分」にするってことなんだろうね。
こういう能力は後天的にどうにかできるものじゃないと感じる。
先天的に持って生まれたもので、身も蓋も無いことを言うと「頭が良い」んだろうね。
真面目なだけでは伸びないって言われるのはこういう事で、
努力は尊いけど、努力だけではどうにもならないこともあるって事なんだな。
世の中、けっこう残酷だよね。