施設で暮らす叔父(母の兄弟)のお見舞いの話は以前にも書きましたが、病室にいた1時間ほどの間に言い放った暴言がすごかったので、改めて書いてみたいと思います。
(因みに叔父は脳梗塞で半身不随・言語障害で施設暮らし。もう長くないと言われています。)
①「コロナじゃなかったら(見舞いの入室制限がなかったら)、この人はもっと長生きできたと思うわ。人とのかかわりがないと弱るのは早いからな!」
今回の中で、超ド級の暴言です。
隣に叔母がいます。もちろん叔父も。母は叔父が何も理解できていないと思い込んでいるので、こんなことを平気で言います。
主治医の先生も「理解できていますよ」とおっしゃっているのですが、一度頭に入った情報(勝手な思い込み)を更新できない人なので、未だに「理解できていない」と思い込んでいるのです。
さらに追い打ちをかけるように、「施設の人は話し相手まではしてくれないからな」と。
これを聞かされる家族の気持ち、きっと母にはわからないのでしょうね。いちいち説明するもの虚しくなります。
②「医者がもうダメと言った時は、ダメな場合が多いから!」
これもド級ですね。
私が「元気そうでよかったね」と言ったのに対しての言葉です。「元気そうでも医者がダメだと言ってるんだから覚悟しておかないといかん」と。
そんなこと、みんなわかってるよ。わかって「元気そうでよかった」と言ってるんだよ!
③「顔が赤いなぁ…真っ赤やな!(と嫌な声色で言う)」
そういう時は「血色が良いね、元気そうに見えるわ」とか言うんだよ。病人を不安にさせてどうするんだ!
そもそもなぜいつも、そんな嫌な調子でものを言うんでしょうか?
④「せっかく良い歯をしてたのに、こんなとこにいるから歯抜けになったな!」
こんなこと、わざわざ言うことですか?
「ちゃんと歯磨きしてくれてたんですけどね…」と言う叔母の言葉に、悪いことを言ってしまったと察しなさいよ…
⑤介護士さんが傍にいるのに「看護婦と介護士、どっちが大変かなぁ? やっぱり看護婦か?」
それ、今言わないといけないの? なんで後じゃダメなのかなぁ…
⑥病室の外で痴呆症のおばあさんが何か言っていると「うるさいなぁ!」と騒ぐ。
幼稚園児じゃないんだから、いちいち反応するんじゃないよ。
お見舞いの後、母と叔母が二人で食事に行きました。そこでも暴言。
なんと叔母に「長いこと施設暮らしで、もうはやく逝った方が良いと思うわ! 良かったんと違う?」と言ったそうです。
確かにそうかもしれません。でもだからと言って、そんなことを家族に言っていいんでしょうか?
叔母はよほど腹に据えかねたのか、「そんなことを言われると辛い、言わないでほしい」と言ったそうです。
至極当然な反応だと思います。
しかし母は謝ることもなく、「身内やし、そう思ったから言っただけだ!」と逆切れ。
なんで一言「悪かった」が言えなんでしょうねぇ…
母が暴言を発している時の叔母は、なんとも言えない表情をしていました。
それでも母はいつも通り、自分の言いたいことを言っておしまい。それに対して注意すると逆切れ。しまいには「あの人(叔母)は頭がおかしい!」と言い出す始末。
おかしいのはあなただよ。
誰が聞いても、おかしいのは、あなた!
この人は、病人のお見舞いには行かない方が良いです。
ありがた迷惑だと思います。