こちらは、「思い込みが激しい人との付き合い方」という動画です。
この「思い込みが激しい人」って毒親そのものだわ、と思ったよ。
「思い込みが激しい人」は、他者に「自分の補助」を求め、決して対等な関係にはなれない、と。
「補助」とはつまり、「言う事を聞いてくれて、我儘を通すことができる」ってことらしい。自分の主義主張を補完するというか、自分を変えないための手段というか。
全くその通り。
毒親にとって家族とは、「自分のわがまま」を維持するための道具なのよね。
上手いこと言うなぁ…と感心します。専門家だから当たり前っちゃそうなんですけど(*動画では「毒親」についての言及はありません)。
聞いていて怖いなと思ったのは、この「思い込みが激しい人」は自分も他人も傷つけるということ。おまけに、自分独自のシステム(わがまま)を維持するために、傷つける人を探しているんだと。
…そうなんですよね。
毒親も決して自分の主義主張を変えない。助言も提案も受け付けない。むしろ切れられる可能性の方が高い。その結果、家族を傷つけ痛めつけてしまう。
ではどう対処するのがいいのか。
距離を取りつつ、「私にできることはここまでなんだよ」と、できることの限界を伝える。そして親切にする、だそうです。
何度何度ももそう伝えることで、「他人に補助を求める」という欲望は叶わないんだとわかり、それでも他人は親切なんだと理解していくんだそうです。
ただ、そこまでたどり着く前に断念してしまうと、元の木阿弥なんですけどね。
これね、他人や我が子にだったらできるかもしれないけれど、親には難しいよね。
これができる年齢って、やっぱり30超えてないと無理なんじゃないかな? 子どもじゃもちろん無理で、20代とかの若い頃も難しいじゃないか?
子どもが30超えた頃って、毒親は60に近い。その頃には「自分」ってものが、がっちり固まってるよ。「思い込みが激しい」にも年季が入っているよ。
それを変えていくのって、相当な根気と労力が要るよね。
これはもう専門家の領域で、家族にできることじゃない。
すなわち毒親の対処は、素人には難しいってことよね。