被害者側が「いじめられた」と思ったら、それは「いじめ」です。
犯罪と呼んでいいほどのいじめでない限り(それを「いじめ」なんてかわいらしく言ってはいけないと思うけれど)、「いじめ」とは非常に主観的なものです。
でも被害者が「つらい」と思う気持ちは本当で、それを「いじめではない」と聞き流すのは間違っています。
加害者側は被害者の訴えを聞き入れ、被害者に対する行動や言動を改善する必要があるでしょう。もしそれが難しいのなら、お互いに距離を取るのが望ましい。
これは毒親問題も同じです。
「親をそんな風に言ってはいけない」
「親にもいろいろあったのよ」
「親を批判するほどあなたの子育ては立派なのか」
などなど…
世の中、親や子の批判は許さないという雰囲気がありますよね。
中には、「そんなのは毒親とは言わない。もっとひどい目に合っている人もいる」という人もいます。毒親被害のランキングでもしようと言うのでしょうか?
いじめ問題と一緒で、子が「毒親だ」と思えば、その親は「毒親」なんです。
子供は、そんじょそこらのことで言っているのではありません。長年にわたる被害と苦しみがあって「毒親だった」と言っています。
親に訴えるかどうかは別として、まずは自分の心の中にある憎しみや怒りの感情を吐き出すことが大事なのではないでしょうか。
こんなことを思ってはいけない、とか、親にも良いところがあったんだから、などと、自分の負の感情をごまかさないこと。
他人がどう思おうとも、苦しかったことに嘘はないのですから。
一度はしっかりと憎む、怒る。それから徐々に(一気にでもいいですよ)親から離れる。縁を切らなくても、できるだけ連絡を絶って物理的・精神的に離れる努力をしましょう。
親とくっついたままで、傷ついた心を癒すことなんてできません。親孝行したいとか、そういう「良い子思想」は捨てましょう。そんなことをしても再び傷つくだけです。
因果関係を考えないことが重要なんでは?と思います。
「こうだからこうする」という論理的な思考ではなく、「私が嫌だからこうするんだ」でいいと思います。自分がそうすることへの「正当な理由」を考えようとしないこと。
もっと我儘になろう! 自分を大事にしよう!
これ、全部、自分に言ってます…