毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

思い出してしまった、母に言われて傷ついた言葉

今、ピアノを弾いていて思い出してしまった。母に言われて傷ついたこと。中学生の頃の話なのに、未だに突然思い出して「はぁ~」となる。そのときと同じように、再び傷ついてしまう。

 

もうすでにこの話はしたかもだけど、中学生の時のピアノ発表会での出来事だ。

 

発表会は毎年、市民会館の大き目のホールで行われていた。大きなホールの壇上に上がるだけでも緊張するのに、そこで暗譜でピアノを弾くのは心臓バクバクものだった。

 

前年の発表会では出だしでミスをしてしまったので、ノンミスで終わった演奏は、私にとってはとても満足できるものだった。

 

ところが、発表会が終わって自宅に帰る途中で、母は信じられないことを言った。

 

「なんであんなしょーもない(つまらない)曲、弾いたんや!」

 

褒め言葉はもちろんのこと、ねぎらいの言葉も何もない。いきなりこれである。

 

私は発表会に向けて数か月間、毎日自宅でピアノを練習していた。もちろん、その「しょ-むない曲」をだ。その間、一度も「今年はその曲弾くの?」などと言われたことはなかった。

 

母は基本的に、娘の発表会には無関心だったのだ。それがいきなり「しょーもない曲」と言い出したのは、同じピアノ教室に娘を通わせていた「母の毒友」が原因だったのだ。

 

その「毒友」は母に輪をかけておかしい人で、下品な事や失礼な事でも平気で口にするような人だった。その「毒友」が「○○ちゃん(私)の曲よりうちの娘の曲の方が良かったわ」と言ったらしいのだ。

 

それにカチンときた母は、その頭のおかしい毒友に言い返すこともできず、娘に当たり散らしたということなのである。

 

何か月も練習をして、暗譜をして、心臓バクバクしながら舞台の上で演奏して、なんで「あんなしょーむない曲」と言われなくてはならないのか。

 

一度、何故あんなおかしな人(毒友)と付き合っているのか?と母に訊いたことがあった(高校生の頃)。すると母は「付き合っていると面白い」と言っていた。

 

面白い?どこが?と思ったが、母はその人のような「無礼な人」と好んで付き合っていたように思う。母の毒友グループはそんな感じなので常に子どものことでいがみ合っていたが、それでも「面白い」のだろう。

 

この事件は、「私は将来、絶対に”ママ友”を作らない」と心に決めた出来事の一つになった。

 

あぁ~あ、イヤなことを思い出してしまった…