毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

これって嫌味じゃないの? 娘をストレスのはけ口に使わないでよね!

 

 

嫌味ではないというが

 

私は母の嫌味を「嫌味」と感じる。

 

しかし、母にそう言うと「嫌味ではない!」と切れられる。「これくらいのことは誰にでも言っている」らしい。

 

そう言われ続けると、これを「嫌味」と感じてはいけなんじゃないか? 「嫌味だ」と感じる私がおかしいのではないか?と考え込んでしまうことがある。

 

頭を整理するために、私が「嫌味だ」と感じた会話を少し書いてみようと思う。

 

嫌味だと思う例

 

<その1>

母が一人暮らしをしている実家の庭の手入れをした時のことだ(母からの依頼である)。

 

実家までは車で片道1時間。泊まるのは絶対に嫌なので通いで行った。

 

作業を始めて2日。炎天下での作業は思いのほか大変で、その日は2時間ぐらいでやめることにした。

 

「さぁ、今日はこれで終わろう!」と言った瞬間、「ちょっとするだけやのに、車でわざわざ来て…(独り言のようなぼそっとした言い方)」と母は言った。

 

その後、それまで実家の手入れを手伝ってくれていた叔父を引き合いに出して、「やっぱり男と女は違うわ、男は馬力があるわ」と続いた。

 

<その2>

兄弟の家に行くのに付き添ってほしいと言うので、一緒に行くことにした(100%母の用事で)。

 

電車で4時間ほどかかるので、私は疲れないようにと、普段着+アルファくらいの服装で出かけた。紺のセーターにベスト型のダウンジャケット、下はプリーツスカートだ。

 

そんなにおかしいとは思わないし、そもそも兄弟の家に行くんだからスーツとかでなくて良いと思った。

 

母はそれが気に入らなかったようだ。最初から「普段着のようだ」と難癖をつけてきた。

 

そういう母も普段着に毛の生えたような恰好だったが、自分ではよそ行きの良い服装だと思っていたようである(靴もスニーカーだ)。

 

道中で何度も「普段着だ」とつっかかってきたが、私は無視していた。ところがその夜ホテルで着替えていると、「あぁ~疲れた! あんたみたいに普段着で来たら疲れんかったのにな!」と母が言った。

 

<その3>

外食せずに家で食べたいというのでおかずを作って持って行ったら、「いつもこんなんばっかり食べてるんか? 痩せていいやろな」と言った。持って行ったのは、きんぴらごぼうとかのお惣菜だった。

 

優しさは禁物

 

こういう発言って「嫌味」じゃないんでしょうか? ものすごく嫌な感じで言われるんですけど。しかも会う度に一度は言われるんですけど。

 

あまりに嫌なので、「そういう嫌なことは言わないで!」と言うと、「細かいことを言う、うるさい娘や!」と悪態をつかれる。「そうか? じゃあ言わないようにするわ」とは絶対に言わない。

 

母は私の兄弟にはこういうことは言わない。なぜ言わないのかと問うと、「あの子は男やし、そんなこと言える雰囲気ではない」と言う。

 

という事は、やはり母はわざと言っているのではないか! 少なくとも兄弟には、怒られないように考えてものを言っているという事だ。

 

そういえば「あなたとは普通には付き合えない!」と宣言した後の数年は、あまり嫌味を言わなかったなぁ… 

 

病気になってから付き添ってくれるもんだから、また人を軽く扱いだしているんだろうな。やはりこの手の人間には強気でいないと舐められるんだよ。

 

やさしさは無意味なんだ。

 

普段は無視しているんだけど、この時はあまりに頭に来たので「なるほどね、私は言いやすいから言われるんだ。舐められてるんだね」と言った。 

 

何か言い訳けでもするかと思えばそうではなかった。「やっぱり母親は息子が可愛いからな」と言い放ったのである。

 

なるほどね、よくわかりました。息子は可愛いから、ストレスの矛先にはできないってことなんですね。

 

そして急に情けなくなった。

 

これも私の「執着」なんだな、とこんな母親への執着が、まだ私の中に残っているんだ。

 

やめよう、やめよう、時間の無駄だ。

 

これまで通り、必要以上に近寄らないのが一番だ。こもまま知らん顔していようと心に決めた瞬間だった。

 

母のストレスのはけ口にされるのではたまったものではないのだ。