毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

毒親の競争心は、老人になっても衰えない

 

母は若い頃から、異常ともいえる競争心の持ち主だった。

 

どんな些細なことであれ、人に負けたくない人だ。

 

自分の事だけなら「勝手にどうぞ」なんだけど、これが夫(父)や子供(私たち)にまで及ぶので面倒なんだ。

 

若い頃は、車に乗っている時がうるさかった。隣車線の車に追い抜かれると「追い越せ!」と騒ぎだす。

 

もちろん運転しているのは父で、母のことは完全無視だった。今なら「煽り運転の強要」になるな。

 

駐車場に車を入れるのも大変だ。あそこが空いているから早く入れろとうるさい。先を越されると「負けた!」とまた騒ぐ。運転もしないくせに文句だけは言う。

 

子どもの事に関してもいろいろあった。習い事のことから受験・就職・結婚のことまで。

 

勝ったとか負けたとか、そうい事ではないだろう? と思うんだけど、母にとってはすべては競争なんだな。

 

自分の子供が負けそうになると相手の子どもを口汚く罵る。まったく聞くに堪えない暴言でげんなりしたものだ。

 

子どもでやりつくしたと思っていたけど、なんと今は孫のことで同じ事を繰り返している。

 

だからなるだけ、母に我が子を近づけないようにしている。何を言われるか分かったものではない。

 

他には「食べ物をどれだけ食べるか?」という、くだらない例もあるよ。

 

「○○さんの家では、リンゴ1つを家族で分けて食べるらしい、うちは一人1個は食べる!」と自慢していたこともあったな。

 

おやつの時間を決めている家に対抗心を燃やしていたこともある。「うちは食べたい時にいつでも食べられる!」って。

 

いやいや、そういう事ではないだろう? いつでも食べていたら歯を悪くするし、食べ過ぎにもなるんだよ。その家が正しいんだよ。

 

一体この人は、どれだけ承認欲求が強いんだろうか?

 

「負けてない!」と確認するためだけに生きてるんだろうか?

 

父の死でさえ「○○さんの夫はまだ生きている! 私は負けた!悔しい!」と暴言を吐いた老婆だ。

 

自分の病気のことも、毒友には隠している。理由は「負ける」からだ。

 

毒友は病気になっても治っている。でも自分の病気は完治しそうにない。それが悔しいらしい。そのことで陰口を言われたくないらしい。

 

だからわざわざ、自宅から離れた病院に通院している。

 

因果応報だな。

 

自分が今までしてきたことの報いだよ。

 

でもそのうち独自の屁理屈を考えて、「私は勝った!」と言い出すに違いない。

 

母は80代の老人になった。

 

人は年を取ると丸くなると言うが、そんなことは全くない。

 

異常な競争心は衰える兆しもない。

 

憎まれっ子世に憚るとはよく言ったもので、母も毒友も、共に長生きである。

 

まったく、はた迷惑なことだ。