義務教育化
国の政策として出ては消えする「保育園義務教育化」ですが、私は賛成です。
3歳からなんて悠長なことは言わず、1歳になったら全員が保育園に行くでいいと思っています。
予算の問題、幼稚園と保育園の壁など、実現化に向けては課題が多く、また反対意見も根強くあるようでなかなか進みませんが、ぜひ実現してほしいです。
「親子」に対しての支援って、本当に少ないですよね。
子どもは親が育てるものとされていますが、子育てが極端に苦手な人っているんです。
親にその自覚があれば自ら支援を求めて動くでしょうけど、そうでない場合はほったらかしなのが現状だと思います。
子どもの健診などで、親の対応が明らかに「おかしい」と感じた場合は保健師が支援に付くようですが、親の障害を調べているわけではないので、短時間だとなかなかわからないのではと思います。
へたなことを言うと、人権問題にもかかわりますしね。
祖父母などの身近な人が指摘をしたり、子供のフォローをすればまだいいのですが、祖父母にその力が無かったり物理的に離れていたりすると、子供は完全にほおっておかれます。
そうなると、子供は親の変わった態度や言動が理解できず、深く傷つき、その傷を一生引きずります。
そうならないためにも、保育園や学童保育を活用した方が良いと思います。
子育ては社会全体で
「子どもは親だけで育てるものではない、社会で育てよう」と言います。
まったくその通りですが、実際は親に丸投げです。
でも、親は子供の面倒をちゃんと見るだろうという性善説では、不幸になる子どもはなくなりません。
親のためではなく、子供を親から守るために保育園で面倒を見る。
子どもの健やかな成長に国が責任を持つ。「子どもを学校に通わせる義務」と同じです。
入園を義務化にするのだから、今のように紋切型の園だけではだめでしょう。
学校以上に、子どもの個性を重視しなくてはいけません。できるだけその子らしく、自由にいられるように整備が必要でしょう。
資格を持った人が自宅で見てもいいし(やってる自治体もありますね)、いろんな形の保育施設があったほうがいい。
不幸な子どもを増やさないために
親と一緒にいるだけで、不幸になる子どもはいるのです。
自己責任にすればするほど、子どもが救われないままになってしまいます。
子どもの事を親にだけ押し付けてはいけない。
それは結果として、不幸な子どもをさらに苦しめることになるのです。
子どもも親も、「家」から解放してあげてほしい。
「家」とはこの世の中で、最も風通しの悪い場所なのです。
親が働いていてもいなくても、子どもが寝返りを打てるようになったら、半年から8か月頃でしょうか、その頃になったら保育園に入れた方が良い。
どんな人間関係にも「程よい距離」が必要なんだと思います。
それはたとえ親子でも同じなんです。