うちの毒親(母)の精神年齢は異常に低い。5歳児くらいの感じしかない。
確かに、最初はみな子供から始まる。そこから社会人になったり、結婚したり、子供ができたりして、だんだんとそのようになっていくのだと思う。
ところが母のように、自分に起きた環境の変化に、ひとつも対応できない人がいるんだよ。
対応できないというよりも、「変化に気づいてない」という印象が強い。
妻になったからこうしよう、とか、子供の母になったからこうしないとね、とか、そういうのがほとんどないんだ。そうしないといけないってことに、気づいてないんだな。
母の口癖は「誰も教えてくれなかった」だ。
誰も教えてくれなくても、気づくだろう? なんで自分で調べたり、訊いたりしないんだ?と思うけど、調べたり訊いたりしないとダメってことさえも気がつかないんだよ。
「わからないこと」がわからないから質問もできない、問題意識も育たない、といった事なんだろうな。
最近、よく考える。こういう人が幸せに暮らせる環境ってどんなんだろう?って。
ちょっと語弊はあるけれど、下っ端のヤンキーとかチンピラとか、そのような環境で暮らしていたら、母は一生を面白おかしく過ごせたんじゃないかと思うんだ。
下町のガチャガチャした環境で、ご近所さんと怒鳴り合いの喧嘩して、みんなでエリートや役人や学校の先生を批判して、互いの悪口を言い合ってガヤガヤ暮らす。
周りのみんなが5歳児なら、母の精神年齢の低さも、さほど目立たないんじゃないかな。
自分が属する環境は選んだ方が良い。心からそう思うよ。
異質な場所にいると何年たっても馴染めないし、それじゃあ周りもしんどいし、本人だってしんどいだろう。
でもまぁ、そんなことにも「気が付かない」んだから、しょうがないんだけど。