自覚のあるなしって何が違うんだろう?
「自分は何か変だな」とか、「なじめないな」とか、人間関係の中で何か感じることがあると思うんだ。
それで深く悩む人もいるだろうし、どこかに相談に行く人もいると思う。そこから自覚が生まれたり、対策を練ったり、何らかの進展があるんだと思うんよ。
ところが母のように、自分の身に起きた出来事を、ただ「事実」としてしか捉えられない人がいる。
「どうしていつもこうなんだろう?」とか、「どうしたらいいんだろう?」とか、そういうところに考えが及ばない。「なんかわからないけど、できないんだよ」で終わってしまう。
それ以上考えが進まないっていうのか、思考が止まってしまっているような感じ。
客観的に自分を見てみるとか、俯瞰的になんてことが全くできない。だから一向に「自覚」が芽生えない。
単に頭が悪いのか、それとも何らかの障害を抱えているのか。
こういう思考停止状態の人と付き合っていくのは、非常に疲れる。
会話していても、こちらの意図とは全く違う解釈をして怒りだしたり、話が少しも深まらず、まるでレクチャーのような一方的な会話になってしまったり、とにかく話していても面白くないばかりか、なんだか自分が偉そうな人間のように思えてくるから居心地が悪い。
要するに会話がピンポンになってないから、つまらないんだ。
やはりこれも単に頭が悪いのか、障害なのか。
会話がおもしろくないのは我慢できるけど、自覚が芽生えないのは大変困る。何事も自覚なしでは話が進まないからね。
きっと母の場合、何も解決しないまま、このまま時間だけが過ぎていくんだろうな。
…ため息しかでない…