毒親が愚痴ばかり言う理由
この動画、ものすごく共感しました。解説されている毒親がうちの母そのもので驚きます。
愚痴ばっかり言う原因として、次の5点があげられています。
①常に相手が敵か味方かを見極めようとする
②チャイルド人格で生きているので被害者意識しかない
③「聞いて聞いて!」を子ども相手にしてしまう
④相手が聞いているという意識がない
⑤自分を客観的に見る視点がない
見事、全部当てはまります。
毒親は「子ども」で子どもが「ママ」
特に「そうそう」と思ったのは、「母は私のことを「ママ」のように思っている」という事です。
昔、そのことに気が付いた時は「どういうこと?」と、ずいぶん不愉快な気分になったものです。
感情のメルトダウンを起したときには、「自分は母親だ! 年長者だ!」と怒鳴る人なので、本人に自覚はないと思います。でもこれまでの行動を考えるとそうなんですよねぇ…
母は精神的に非常に幼い人です。5歳くらいの男の子だと思ったらちょうどよいくらい。そして私に対する甘えと依存度が高いです。
なんでもいう事を聞いてくれて、愚痴も聞いてくれて、自分に対して嫌なことを言わない、そんな良いママ。
そして私が大人になって「母にとっての良いママ」でいられなくなると、不満が爆発しました。
「昔はもっと大らかだったのに、細かいことばっかり言うようになった!」と切れられました。
いやいや、大らかって… 子供だったから母親がおかしいという確信が持てなかっただけだよ。それにそこしかいる場所がないのに、母親の機嫌を取るしかないじゃない? すぐ切れるし。
あまりにばかばかしいので、私が40代後半になった時、「もうあなた(母)とはお付き合いできません」と宣言して今日に至っています(情けないことに、時たま気持ちが揺れてしまいますが)。
完全に関係を断っているわけではなく、会う時間を極力減らしてきました。
お正月かお盆に1日だけ、あとは子供の行事ごと。合計しても年に3日会うくらい。
実家に行くときは、できるだけ夫か子供と一緒に行くようにしています。そうすると母は猫のようにおとなしいので。
距離を置いてから、母の私への依存的態度がずいぶんと軽減されました。それでも会えば愚痴や悪口ばっかりなのは変わりませんが。
身体症状がでていたあの頃
以前は母から電話が鳴っただけで動悸がしていました。心臓がバクバクになるんです。
変な汗がでることもありました。
母親に会いに行かないと…と思うだけでめまいが出たり陰鬱な気持ちになったり、それが前後で何日も続くので、本当に嫌でした。
こんなことしていたらダメだ、自分を第一に考えようと決心して母親から離れましたが、本当にそうしてよかったと思います。
母は見た目は大人ですが、中身は子供です。それはできないよ!とはっきり言ってあげないと理解できません。確実にこちらが悪者とされるでしょうけど、それでもいいのです。
同じ事をしてしまった私
でも…恐ろしいのは、「ママ、聞いて聞いて!」を、私もわが子にやってしまっていたという事実です。
頭の中にある負の言葉を無意識に垂れ流す、という悪事を行っていました。
わが子は私と違って「それは嫌だから言わないで」と小さいころから言葉ではっきりと伝える子でした。なので何度も子供に注意されたことがあります。
最初は4歳くらいの頃だから、私も立派な毒親です…
「お父さんの悪口は聞きたくない!」
「悪いこと(愚痴)ばっかり言ってる!」
「人は人、ほっとけばいいじゃん!」
自分がされて嫌だっものを、自分もまた子供にしていたとは。今でも気を抜くとしてしまいます…本当に反省しきりです。
わが子よ、本当に申し訳ない。