私は母親に抱っこされたり、膝の上に乗せてもらったり、ハグされたり、そういう記憶がありません。
昔、そのことについて母に聞いたことがあるのですが、母は人にベタベタされるのが嫌いなんだそうです。
それは自分の子供でも同じで、「だから女の子は好きではない」と娘の私に向かって言いました…女の子はベタベタひっ付いてくるから嫌いなんだとか。
娘に対して言いますか？ なんですけどね…
大きくなった子供だけではなく、小さい乳児の頃も同じだったようです。
子供の授乳の際には枕で台を作り、その上に哺乳瓶を置いて一人で飲めるようにしていたそうです。自分が飲ませたのは、そういうことができない月齢の頃だけだったようで…
その間、母は何をしていたかというと、ひたすら用事をしていたそうです。掃除とか洗濯とか部屋の整理とか。
当時の狭い住居で、しかも3人暮らしで、何をそんなに用事をすることがあるのか？と思いますが、母は部屋が整頓されていないと我慢できない人なんです。
今でも実家の部屋は、まるで家具売り場のようになっています。本や書類も整然と並んでいて、傾いているものは一つもないくらい。
子供の世話よりも、自分の用事が優先なんだと思います。
風邪を引いたり病気になったり、そういう時でも状況は同じで、ずっと一人で寝かされていました。
病院に連れて行くのも面倒ならしく、私もほかの兄弟も病院にはほとんど行ったことがありません。
歯科医院も同様、子供の歯には関心がなかったのか面倒だったのか、私も兄弟も歯が悪いです。
優先順順位を間違っているだろう？ と思うのですが、母はとにかく自分の都合が最優先なので、このようなことになるのでしょう。
それでも本人は精一杯やったと思っています。子供の世話が苦手なんだという自覚はありません。
ココが不思議なところなんですよね。
なぜ自覚がないのか？
人にひっつかれたくないとか、用事が優先とか、こんなことを知るにつけ、やはり発達障害なんじゃないか？と疑いは強くなります。
