他人の悪口が大好き
母は年がら年中、他人の悪口ばかり言っています。会話の9割が人の悪口です。
確かに、誰だって人の悪口くらい言うでしょう。
会社や仲間内などで、「○○さんって~よねぇ」なんて陰口を言うことは普通にあると思います。
でもそれは自分と何かしら関係のある人に限られ、狭い人間関係の中でストレスを感じた時にだけ言う、という感じではないでしょうか。
でも母の場合は違うんです。
自分に全く関係のない他人でも、目に入った瞬間に悪口が始まります。人のあら捜しをして生きているかのか?という感じです。
大きな病気を患った人、若くして配偶者を亡くした人、家業に失敗した人などなど、その人の負の部分を見つけては批判し悪口を言うので、聞いていて本当に気分が悪くなります。
勝ち負けにこだわる
人の不幸にも「勝った・負けた」と思うらしく、自分が夫(私の父)を亡くした時も、「友達に負けた気がする」と言っていました。みんなには夫がいるのに自分にはいない、それを「負けた」と感じる。
「夫がいなくなって寂しい」ではなくて、「負けた」なんです…
そう考えると母が他人の悪口を言うのは、「あの人は負け犬だ」という感覚なのかな?と思いました。あの人に比べたら自分は勝っている、だから何を言ってもいいんだと思っているのかなぁと。
こういう母なので、自分の身内がそうなった場合は必死で隠そうとします。あるいは意見をころりと変えて、「○○なのは悪いことではない、良いことだ!」と言い出したりします。
聞いていてバカバカしいというか、呆れるというか、この人は心底バカなんだなぁと情けなくなります。
自分の意見がない
始終人の悪口ばかり言っているせいか、家庭生活の細かいことまで、他人の評価や意見を異常に気にします。
自分たち夫婦のお墓をどうするか? なんていう超個人的なことまで自分では決められません。
かと言って「こうしたらどう?」という提案は決して聞き入れません。むしろ怒り出す場合もあるので注意が必要です。
自分の意見がなく決められないので、周りの人たちを巻き込みます。でもそれはただ言いたいだけで、人の言葉を聞く気はありません。
「言葉にしていく過程で、自分の気持ちを確認する」
女性は往々にしてこれをしがちですよね。
他の人なら「わかるわぁ~」と普通に付き合えますが、母の場合は物凄く疲れます。
その原因としては、やはり話の中に罵りや批判が多く、また人の手を煩わせるのに我儘な対応をされるからだと思います。
「○○について調べて」と頼まれ調べても、突然「もういらない」と言われたり、
友達の言葉に流されてコロコロ気持ちが変わったり、
記憶力が乏しいので「言った言わない問題」が多発したり。
最終的にはご近所友達の体験通りにしたりすることも多く、それなら最初からそうしろよ!と頭に来ます。
自分で決めたいけど決められない。しかも人には任せたくないし、助言も提案も聞きたくない。でも盛大に人を巻き込む。
いつもそんな感じで本当にめんどくさいです。
そして最もがっかりするのは、母が「○○さんが△△したらいいって教えてくれた」と言ってきた時、その△△は最初に私が提案した案だったりすることです。
人のいう事をなんにも聞いてないのね…と心底疲れます。
こんなことが子供の頃から何億回あったことか。関わり合いになりたくないと思う瞬間です。