たとえ親といえど、相手から受ける精神的ダメージに耐えられないときは、距離を置いた方が良いです。できるのなら絶縁しても良いと思います。
世の中には、普通に付き合えない人っています。それがたまたま親族だったってこと。
本人に自覚があれば、対処のしようもあります。
でも本人には全く自覚がなく「自分は何も悪くない」と信じ込んでいる人とは、何をどうしても徒労感しか残らず、時には自分を責めてしまう事さえあります。
親が元気なうちは一人で暮らしてもらいましょう。体が弱ってきたなら、行政と民間代行業者の手を借りましょう。
年金があるのならその範囲で、ないなら自腹を切ってでも他人に任せましょう。お金がもったいないという理由で、親の世話を引き受けてはいけません。
気持ちの迷いは禁物です。
少しでもやさしい気持ちを持ってしまうと、親につけ入れられます。できないことはできないと、はっきりきっぱり伝えましょう。
話し合いには第三者を交えたほうが良いです。面倒をみることができない原因が親にあるとはっきりさせるためにも、包括センターなどの職員に加わってもらった方が早いです。
それにしても、なんども痛い目に合っているのに、なぜ親のことはこんなに迷うのか? それが他人なら、とっくの昔に縁を切っていますよね。でも親だから迷うんですよね。
それは、親との関わりの中には悪いことばかりではなかったからです。穏やかで良い時間もあったからです。
でもね、そんな時間は長くは続かなかったでしょう? 親の激しい癇癪と暴言でかき消されてしまったではないですか?
もう期待するのはやめましょう。
「普通の親子」のように付き合っていけるんじゃないか? そんな甘い期待を、何度裏切られたことか。
あきらめることも大事です。辛くて悲しくても、ここで断ち切らなくては自分がダメになってしまいます。
自分を大切にしましょう。子供は親のために存在しているのではないのです。精神に痛手を受けてまで、親の面倒を引き受けることはありません。
これ以上、親のために頑張らなくてもいいのです。