毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

「私の子育ては間違ってなかった」と豪語する毒親

 

以前、お正月に家族が集まった時のことだ。

 

何の話をしていたのか忘れたが、突然母親が

「私の子育ては間違ってなかった!」

と言ったのだ。

 

私も兄弟もその配偶者も、誰一人「そうだねお母さん」とは言わなかった。

 

その言葉があまりに唐突だったからあっけにとられたこともあるが、それ以上に、誰も賛同できなかったと言うのが本音だろう。

 

私は「あなた、「子育て」なんてしたんですか?」と言う言葉を飲み込んだ。

 

母にとって「子育て」とは、一体どういうことを言うのだろうか?

 

ただ食べさせて着せて住ませるだけのことを言うのだろうか?

 

私に対してもそうだが、兄弟に対しての対処は本当に酷かった。ほとんどほったらかし状態だったからだ。

 

何故そうしたのかと聞いたことがあるが、「ほっといたらどうなるか知りたかった」という返事が返ってきた時には怒りさえ覚えた。

 

兄弟が何か悪い事(犯罪的に悪いと言う意味)をしても真剣に叱らない。

他人に酷いことをしても、諭したり注意したりしない。

それどころか、「相手も悪い」などと言いだす始末。

 

まさに世に言う「モンスターペアレント」だと思う。

 

父が叱ったり注意したりすると、「細かいことを、うるさい!」と切れていた。

一体あれは親として何を考えていたのか、ほんとうに意味不明だ。

 

父がいなかったら、私たち兄弟は完全にダメになっていたと思う。

 

何とか社会生活を送れるくらいになったのは、父と私たち子供自身が頑張ったからだ。母のおかげなど1㎜もない。むしろ邪魔をしたくらいなのだ。

 

それを「私の子育ては間違ってなかった」と言い放つとは…

 

本気なんだろうか?

 

本気なんだろうな…

 

世の人々は「モンスターペアレント」を不可思議に思うが、傍にいる家族でさえ不可思議なんだから無理もない。

 

こういう人間に対処法はないので、「どうかわが校に来ませんように」と祈るしかないのだ。