毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その② 女子ワールドの巻】

前回からの続き…

 

まぁそんな風に私は学校が嫌い…とうか、どうしても馴染めなかったのである。

 

学校のシステムも苦手だったが、もっと苦手だったのは「女の子ワールド」だった。

 

とにかくそれは「不自由」の塊のようなもので、がんじがらめの学校システムなんて比にならないくらいだった。

 

小学生から中学生にかけての女の子には、「常に友達と一緒にいなければならない」という法律があるのである。

 

休み時間にトイレに一人で行こうものなら、「どこ行ってたんよ!!」と怒られるのである。話の最中ならわかるが、授業終了キ~ンコ~ンカ~ンコ~ンと共にダッシュしても同じことを言われる。

 

どこに何をしに行くのでも、友達の了解と許可が必要なんである。

 

お弁当を食べる仲間も決まっている。

新しい子なんて絶対に入れないし、「今日はあの子と食べたいなぁ」などという勝手は許されないのである。

 

食事中の会話の内容もほぼほぼ決まっていて、たいていそれは「芸能人の話」「TVドラマの話」「誰と誰が付き合っている」なんていう世間話で、私は不幸にもこの手の話が、特に芸能人の話には全く興味関心がないので、その年頃の女の子の一般的な会話は苦痛でしかなかった。

 

TVドラマは好きだったが、好きなドラマが違いすぎるんである。オタク気質な私は漫画やアニメが好きだったが、やっぱり何か好みが違うんである。

 

「興味のない話」を、さも興味ありげにフンフンと聞くのはしんどい。そのしんどさが一日中続くのであるから、やはり「学校」は間違っても「楽しい場所」とは言えない状況だった。

 

さてやっと苦痛の源である「学校」が終わり、ほっとして帰ろうとすると、またもや「お友達が揃うまで待っていなくてはならない」という規則が邪魔をしてくるのである。早く帰らせてくれ~~!!

 

直の友達が欠席の時などは、友達の友達の友達だという子が「今日は○○がいないから一緒に帰ってもいい?」と、ワザワザ教室まで尋ねてきたこともあるくらい、女子は決して一人で帰ってはならないのである。

 

それは「防犯」のためではない。防犯以外の何かが理由で、そうなっているのである。

 

女子の世界とは、なんと不自由なんだろうか!

 

それに比べて男子はいいなぁ…と、いつも羨ましく男子の行動を眺めていた。

 

男子は実に自由に見えた。

 

昨日はA君とお昼を食べていたと思えば、今日はB君と一緒だったりする。隣で友達が騒いでいても、独りで食べている時もある。

 

「俺、今日は早よ帰るわ」と一人で勝手に帰っていくこともザラだ。

 

あぁ…男子は自由でいいなぁ。

 

そりゃあ男子には男子の不自由さがあるだろうし、当然辛さもあるんだろうと思う。

 

でもなんと言うのか、私は男子と一緒にいたほうが「楽」なんだ。あるいは、男子のような「あっさり女子」といたい。

 

これは大人になってからも同じで、今でも変わらない。

 

バイト先のグループライン(仕事上の)で、単なる業務連絡なのに、なぜそんなにスタンプやら絵文字を入れないといけないのかわからないし、なぜそれほど頻繁にやり取りをする必要があるのかもわからない。

 

私の実にあっさりとしたラインを見て、「怒ってる?」と勘違いされることがたまにある。

 

相手をそんな気持ちにさせているのなら申し訳ないので、最近では、ラインの文面がそっけないものになってしまうが、決して機嫌が悪いわけでも怒っているわけでもないことを、あらかじめお伝えしておくことにしている。

 

こういう所が、「何となく生きにくい」の原因の一つになってたりするのである。

 

まだまだ続きます…