毒親育ちの毒親考察

私の母は何かがおかしい

『結婚』『出産』『育児』について思うこと

母は「結婚なんてしたくなかった」「子どもは好きじゃない」と言っていた人だった。多動傾向のある母は、本当は旅行家か船乗りになりたかったそうだ。 しかし1960年代初頭のこと、若い女性が結婚もせずにいることは許されなかった(例外はあるが、かなり厳し…

親に承認されなかった心の傷は修復できない

実の親に受け入れられず、承認されなかった苦しみがどれほどのものか、毒親にはきっと理解できないんだろうと思う。 毒母は幼い私を徹底的に否定し拒否したが、母にその自覚はない。 しかしわざとじゃないからといって、気にせず通り過ぎることはできない。…

『知能』の高低が一番の問題だと思う

この話、前にもしたかもしれないけど…繰り返しになるが、まぁいいか。 私は随分前から母親の発達障害を疑っているが、彼女が発達障害であろうと人格障害であろうと、それ以上に問題なのは「知能」だと思うのだ。 知能が高い人は自分の問題点や困っている点を…

毒母が残した家には『気まぐれ』の痕跡がいっぱい

母の一番の特徴は、感情のコントロールが効かないという事だった。 『感情のままに』とは喜怒哀楽を自分の都合で好き勝手に表すだけではなく、その時の気分でものを言ったり行動したりすることも含まれる。 毒母は何につけても衝動的で計画性がなく『気きま…

私の場合、余計なことを考えず淡々と暮らす為には働くのが一番なんだ

随分前だが、メンクリの先生とこんな会話をした。 「出来ない事を出来るようになりたい、明日は今日よりも『良い自分』になりたいと思わないんでしょうか? そのための対策や努力をしようと思わないんでしょうか?」 私が母に対して長年抱いてきた疑問をぶつ…

就学前の発達障害検査を義務化できないだろうか

ツイッターでこんなのがあった。 『中学生の時クラスに変った奴がいて、癇癪起こすわ暴れるわ、女子に痴漢まがいのことするわで迷惑してた。ある日体育の授業でサッカーをした時、サッカー部の奴がそいつの腹を蹴って内臓破裂の大けがをした。サッカー部の奴…

毒母の特徴について何度も同じことを書いてしまうけど…

何度も同じことばかり書いているなぁ…と思いつつ、【気持ちの掃き出し】として書いているとそうなってしまう。 特に毒母の特徴的な言動や行動については本当に本当に苦しめられたので、何度も同じことを書き出してしまうのである。 毒母の特徴として挙げられ…

毒親の奇行や暴言に理解を示すことはできるのか?という問題

先日メンクリの先生がこんなことをおっしゃった。 「これは推測ですが、お母さんは自分に共感してくれないことに苦しさを感じていたかもしれませんね」 言われてみたらその通りかもしれないが、私は今までそんなことを思ったことがなかった。 私は、家族や他…

毒親が亡くなった後に起こる厭なこと

毒親が亡くなって2か月が経った。 前回「心底ほっとした」と言う話をしたが、その後の厄介について書こうと思う。 それは何かといううと、 「良いお母さんだったね」とか「寂しくなるね」などという、母の知り合いからの私に対する「慰めの言葉」である。 …

はてな匿名ダイアリー「子供は作っておいた方がいい」に思う事

話題エントリーにこんな記事があった。 anond.hatelabo.jp 20代の時に【子供なし+共働き」の生活を選択した夫婦。 その選択に対して60代になった夫が感想を書いている。 彼の結論としては「子どもを持った方が良かった」と言うものだ。 理由としては、時間…

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その⑥ 学校が嫌いという事は結局…巻】

考えてみると「学校に馴染めない」というのはすなわち「集団に馴染めない」ということであり、「協調性低し」「こだわり強し」という事なんだろうな。 その強弱で、騙し騙し卒業まで漕ぎつけるか、もうだめだ~~!!とギブアップ(不登校)するかに分かれる…

うちの毒親は【余裕のない人】だったなぁ…

うちの亡き毒親は、何につけても【余裕のない人】だった。 気持ち的にはもちろんのこと、頭の余白というか、いざという時の為の、頭の予備スペースが全くない人だった。 「いるかいらんかわからんが、取り敢えず情報としてキープしておく」という事ができな…

毒親の毒親たる所以【思考能力が中学生で止まっていた人】

うちの毒母は、過去の体験や経験から何も学べない人だった。そのためか、彼女の思考は中学生くらいで止まっているように思えた。 前回でも書いたが、母は、ずるがしこく反社会的な行動をとる人が好きだった。 怒鳴り散らして人を黙らせるような人や、こずる…

毒親の毒親たる所以を振り返ってみる 【文句と批判の多い人】

うちの亡き毒親はなぜ毒親だったのかを、振り返ってみようと思う。 母は文句の多い人だった。 物に対しても、人に対しても、不満や批判ばかり言う人だった。 的を射たもっともだと思うような批判ならまだしも、母の批判は大概が【超主観的】で、思い違いや思…

このブログ、これからどうしようか…と考える

毒親本人が亡くなった場合、「毒親ブログ」をどうするか迷う… 我毒親は当ブログの存在を知らなかったのだから結果的には同じなんだが、一方的に言いたいことを言うのはなんだか嫌な気もするんだな… でもまぁ、毒親や発達障害についていろいろ言いたいことも…

2023年が始まりましたが、新年早々暗い話をしようかな…

あけましておめでとうございます… と言いたいところだが、そう言えない事態になった。 件の「毒母」が昨年の暮れに亡くなったのだ。 お正月にする話ではないなぁ…と思いつつ、ここは所詮、愚痴の掃き出し口。「まぁいいっか」てなことで続けることにする。 …

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その⑤ 子どもが独りで遊んでいると怒られるの巻】

思い出してみれば私はいつの年齢でも、独りで自分のしたいことをするのが好きな子供だった。それが楽しくもあり幸せだったのである。 でも世の大人は、子どもが独りでいるのを許してくれないのである。 大勢でワイワイやってないと「なんで?」と言われるの…

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その④ 私立中学への憧れの巻】

前回からの続き… 中学の3年間を思い出しても、楽しい思い出はひとつも見当たらない。 端から見ればどうだったかはわからないが、本人にしてみれば「とにかく、しんどかった…」という感覚が残っているだけである。 学校のシステムに馴染めない。女子ワールド…

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その③ スクールカーストの巻】

前回の続き… そんなわけで、義務教育期間の学校と「女子ワールド」に全く馴染めなかった私であるが、その理由を考えてみると、もちろん私の生まれつきの特性の影響も大きいが、それ以上に、一緒にいた女子仲間が合わなさ過ぎたのである。 私が中学生というの…

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う【その② 女子ワールドの巻】

前回からの続き… まぁそんな風に私は学校が嫌い…とうか、どうしても馴染めなかったのである。 学校のシステムも苦手だったが、もっと苦手だったのは「女の子ワールド」だった。 とにかくそれは「不自由」の塊のようなもので、がんじがらめの学校システムなん…

只今メンタルが撃沈しているので、「学校が嫌いだった」の話をしようと思う その① 擬態は大変の巻

最近、やたらと、メンタルの調子がよろしくない。 全くの見ず知らずの他人とは言え、 同じカテゴリーの悩みを抱えて自死してしまった事件は、 知ってしまった者のメンタルを崩してしまうほどのインパクトがある。 メンタルが撃沈すると、やたらと世の中に対…

毒親の子は何重にも辛い

親が毒親で何が辛いか。 酷い仕打ちを受けて辛い、 それが一番大きいが、それだけではない。 今のように「脳の問題」がクローズアップされる前は、すべては「育て方のせい」とされていた。だから平気で「こうすればこうなる論」が、子育てや家庭問題にも採用…

発達障害への理解の難しさを垣間見た気がした…

先月に亡くなられた件のライダー、 まだ心が離れられず、たまにツイートを覗いてしまう… そして今日、ものすごいリプを見た。 ご遺族に向けてのものなんだが、 これが障害の現実なんだなと、辛く悲しい思いでいっぱいになった。 このリプを送った人が本当に…

頭の中を見てみたい…

昨日書いたこと。 ****** 以前、母が友達のことを口汚く罵るので、「友達の姿は、自分の鏡写しでもあるよ」と嫌味を言ったことがあるが、母は「そうやねん~!」と大笑いした。 まったく通じてないな… 言われた意味、分かってんのかな? ****** …

毒母の問題点…多すぎるけど強いて挙げるとするなら…

ブログに書くことではっきりした毒母の問題点。 大元の元凶を示すなら、 ①コミュニケーションがおかしい ②アンガーマネージメントができない この2点に集約されるように思う。 人間関係において、これはかなり厳しいのではないか? ところが、だ。 コミュ障…

「人を信用しているか?」という問い

先日子ども(21歳♂️)と「人を信用しているか?」という話をした。 どういう流れでそんな話になったかは忘れたけど、何故だかその問いに行きついた。 私は「基本的に、人間というものを信用していない」と言った。 「人は自分の利益の為なら人を裏切る、切捨…

遺伝子に悪意を感じる…

いつも母親のことをあれこれと書いているが、 正直言うと、 私もその遺伝子を引き継いでいると思うことが多々ある。 遺伝というのは非情だ… あんた、実はこんなだよ? とすぐそばで見せつけられるんだから、悪魔の所業としか思えない。 「親を尊敬できる」っ…

毒親の子育てには助っ人が必要

うちの母のように、子育てに向かない人が子育てするには、強力な助っ人が必要だと思う。 一番候補は母の母なんだが、 残念なことにこの母方の祖母も「ヤバい人」なので、あまり頼りにはならない。しかも疲れやすい人だったので、体力的にも子育ての助っ人は…

基本的なことができていないまま歳を取った母

幼児園児向けの「おやくそくえほん」。 花まる学習会代表の高濱正伸氏のしつけ絵本です。 おやくそくえほん: はじめての「よのなかルールブック」 pic.twitter.com/LmoAfTx9ie — 今日の発達障害 (@g8cgRc2nXNCwsIt) November 5, 2022 これ、齢80になる毒母は…

最終回です 問題は複雑で茨の道…

何かが未搭載 共生への道は茨の道 800万通りの生きづらさ 何かが未搭載 こうやって書いていると、母もかわいそうな人だと思う。 人が普通にしていることができない。 何度言われてもできない。 できないどころか、周りの些細な言動に反応して攻撃的になって…